2016年05月27日 度重なる強い揺れには「耐震住宅」でも耐えられない?

 熊本地震では度重なる『強い揺れ』で多くの建築物が倒壊しました。

阪神淡路の震災後、現在の建築基準になって建築された「耐震住宅」でさえかなりの倒壊が認めれれているそうです。

筋交いや釘・ねじ・補強金具などで《剛性》を強くした建物でも倒壊し、建築基準を見直す作業が国交省で始まりました。



 さて、何故このようなことになったのでしょうか?

従来、大きな本震の後には、余震は徐々に小さく また少なくなるのが私たちの常識でしたが、熊本の震災では最大震度7や6程度の揺れが何度も繰り返したため、前日の揺れで倒壊を免れ 避難所から自宅に戻ったために押しつぶされて亡くなった方がいらっしゃいました。


 釘・ねじ・金具で補強した柱や梁は地震の揺れにより金具が曲がり、抜け、または穴が広がり、それ以降の耐震性が徐々に弱くなっていったものと思われます。壁の亀裂などである程度わかるのですが、柱や間柱など外見ではダメージがわからない住宅もあり、それ以降住まうには不安が残ります。


 それでは将来の建築基準はどうなるでしょうか。

私は予言いたします。「制振(せいしん)」および「免震(めんしん)」構造が不可欠となるでしょう。

それは木材を金具(釘ねじを含む)で止めた住宅は地震による揺れで、金属の曲がり・断裂や木材の座屈(押されてへこみ元に戻らない状態)は仕方ないことだからです。



 さて、「制振」は ばねやゴムの弾力で揺れのエネルギーを弱くするシステムです。
木部接合部などにシート状の弾力材などを挟み込みます。

最近では油圧ダンパーを利用した住宅メーカーも現れました。

免震」は読んで字のごとく、揺れをのがれる つまり反対方向に振れる重量バランスで地震の揺れを[相殺]する構造です。壁内部や床下基礎接合部に免震構造物を入れることにより建物の揺れを数分の一に減少させるというものです。


* しかし、大きなビルでは免震構造は必須の技術ではありますが、一方 長周期地震には対応できないとも言われています。

 (高層ビルの話はゼネコンに任せるとして、私たちの関心の戸建は2〜3階の建築物ですので、将来の建築基準は相当の関心事です。)



 度重なる揺れに耐え続けている代表建築物は奈良・正倉院です。1300年弱もの間、数十回という大地震をくぐり抜けているのは史書の示す通りです。(一説40回以上)

正倉院は「校倉つくり」 〜 つまり「ログハウス」なんです。

ログハウスは木を立てるのではなく横に積んで組み込みますから、地震のエネルギーを格段が少しずつズレることで吸収してしまう「免震構造」を持っているんです。
(各段を金具でとめてはいません。金属は上から下までのログ段を貫く「通しボルト」だけです。)

それでいて、地震の後には完全復元状態に戻れるのです



 各住宅メーカーで従来の「制振」や「免震」をオプションで追加したら、数十万〜数百万円というかなりの出費が見込まれます。
制振・免震を坪単価に反映したら100万円では追いつかない高額な出費でしょう。


それらの装置でさえ「経年劣化」は仕方のないことで、メンテナンス費用もばかになりません。

ログハウスは特別な仕様追加のいらない地震に強い建物なんです。

私個人的には(特にロフトがトラス構造で丈夫だが間取り・窓など自由につけられ2階が重くない)ロフティータイプをお勧めいたします。




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