2010年07月30日 24時間換気とログハウス

24時間換気扇 左の写真は弊社のお客様邸での標準仕様の24時間換気の換気扇です。(ON/OFFスイッチ付)

「24時間換気」というのは建築の技術・材料がかわってくるに従い、高気密住宅には無くてはならないものになってきたのでした。



省エネ=高断熱⇒夏冬の外気遮断ということで、断熱材・シール材で建物をくるみ、穴を埋め 気密シート・テープで隙間をなくすという方向でほとんどの建物で断熱・気密化は採用されてきました。

工法により、内断熱とか外断熱(or外張り断熱)と呼ばれるものです。

在来建築やRC(鉄筋コンクリート)住宅も断熱材で囲まれています。

中には基礎・地中までも断熱し地熱利用だとしているハウスメーカーもあるようです。



 一方、建材が石油化学派生の合成壁紙や床・天井材、それにカーテン・家具などの塗料・接着剤によるシックハウス症候群が現代病として大きくクローズアップされてきました。

ところが、新しい「高気密」住宅では人間の生活で必ず発生する水蒸気は管理できなく、必然的に結露⇒カビの発生  という風に新しいアレルゲン(アレルギーのもと)を生んでしまいました。

そこで国交省は有害なホルムアルデヒド等のVOCガスなどを一定以下の基準にするために各居室の空気が1時間で50%は換気されなければならないとの省令で建築基準法は変わっていきました。



そうなんです。現代の建築では 一方で「気密」を徹底的に工事し、片方では壁に穴をあけ24時間換気をするように工事する。


これこそ矛盾ですね。


(一般的な建築の熱ロス指数)壁からの放熱20%、建具からの放熱30%と仮定すれば壁の断熱工事の意味は非常に効果の少ないものです。





 私は以前某「〇〇の家」という高断熱で高気密なモデルハウスで仕事をしたことがあります。

「24時間換気」を「計画換気」と呼び春夏秋冬24時間、エアコンを使った方が電気代が安いということでした。

大エネルギー消費国のセントラル冷暖房の発想か? なじめない価値観を感じていました。


清掃の際の窓やドアの開放や朝夕の外気の取り入れなども無意味だとされ、キッチンでは24時間換気システム対応レンジフードが採用されていました。


もちろん室外の騒音もシャットアウトしていたのですが、以前お話したこともありますが、全てが隔離された魔法瓶の中のようで、自身のメンタルヘルスに不安を感じました。




 ホンカのログは他社と比べても隙間の無いように工事はしますが、決して高気密住宅ではないのです。(建具上部のセトリングスペースは断熱材を挟んでいるいわば隙間ですから)

しかしながら、ログという大量の木で作られるホンカログは驚くほどの「高断熱住宅」なのです。


その上、大量の木の繊維・セルロースは湿度の恒常化という人間・生物にとっての最上の空間を作ってくれるのです。


数ある建築物の中で唯一異質の建物ではあるのですが・・・・。   なのに・・・・、
(丸太組み工法でも画一的に24時間換気は求められるのが現在の建築基準法です。)



24時間換気の吸気口・排気ファンなど完了検査でも必ず検査されます。




熱交換器付24時間換気ファンもありますが、元来 ログハウスには必要ないのです・・・・。




 * こんな方もいらっしゃいました : 完了検査が済みお引き渡し後に吸排気口全てにメクラふたを・・・。



honkab2 at 14:28│Comments(0)TrackBack(0) ♪♪ログマスター002・ムーミン阿部のつぶやき 

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